
モデルチェンジが激しいロードバイク市場。
新しいテクノロジーを盛り込んだフレームが次々と出てくるのは嬉しいですが、反面、なくなって悲しかったフレームもあります。
その中でも個人的に廃盤が惜しいフレームを3つ挙げたいと思います。
本当に再販してほしい・・・!(ちなみに所持したことがあるのは内1つだけなので、性能については触れられません・・・)
再販してほしいフレーム3選
NEILPRYDE NAZARE
画像引用元:https://www.neilprydebikes.net/nazare.html#2
1台目はニールプライドのナザレ。
ニールプライドはもともとウインドサーフィンなどのアクアスポーツを得意としていたようで、その分野で培ったエアロテクノロジーをロードバイクに落とし込んでいると言われていますね。
しかし、数年前に自転車事業から撤退してしまったようで、おそらくもう手に入らないフレームとなっています。
というより、オーナーのマイク・プライド氏が新たにロードバイクブランドを立ち上げたため、自転車事業が独立したと言ったほうが良いかもしれませんね。そのロードバイクブランドの名こそCHAPTER2。よくある疑問の「CHAPTER1は何なのか?」の答えは、つまりニールプライドなんですね。
このバイク、なにが良いってルックスが最高でした。(重要)
ブラック系のフレームかと思うと、トップチューブの繋ぎ目やシートステーの裏側が差し色のブルーになっていて、めちゃめちゃクールなんですわぁ・・・。また、直線的でいかにもエアロロードな出で立ちがシンプルに好きです。そして前述したアクアスポーツで培ったエアロテクノロジーを取り込んでいることをふまえて見ると、エアロ形状がどことなくヨットの帆のように見えるのも面白いところです。
また、ナザレは最小のXSサイズでもかっこいいんですよね。
小さいサイズだと(エアロロードは特に)見た目が窮屈になりがちですが、ナザレはサマになるように思います。オーナーのマイク・プライド氏が小柄のため、CHAPTER2は最小サイズにもこだわって作っているという話をどこかで読んだ気がしますが、もしかしたらそのマインドはニールプライドの頃からあったのかもしれませんね。(推測です)
数年前はWiggleに格安で出品されていた事もあったのですが、今では全く見当たりません。実店舗でもまず見かけませんね・・・。個人的に一番かっこいいエアロロードだと思っているので、再販したら普通に買いそうです。
Fuji BARRACUDA
画像引用元:https://www.fujibikes.jp/2011/products/race/barracuda/index.html
2台目はフジのバラクーダです。
これもやっぱり見た目が良い!
なんなんだ、このスタイルの良さは。そしてこのストリートテイストは。
どの年代のバラクーダもギラギラした強気のデザインが多いのですが、やっぱり上記画像の2011年式シルバーポリッシュがバツグンでかっこいいと思っています。ロゴのサカナも可愛いですし。(バラクーダ=オニカマスという魚)
改めて見ると、アルミロードにしてはシートチューブのえぐれ方がすごい。笑
シートクランプもなんだか生物的で見たことのない造形をしています。
このフレームがフレームセットで147,000円。105完成車で189,000円。再販してほしい、切実に。
このバラクーダというフレーム、実は1台目のロードバイクを買う時に迷ったフレームでもあり、店員さんに色々話を聞いたことがあります。
店員さんいわく、めちゃくちゃ硬いらしいです。笑
その分、反応性がものすごく良いので、調子に乗っているとあっという間に脚が終わるとのことでした。長距離より短距離の競技に向いたレーシングバイクのようでしたね。
当時は初めてのバイク選びということもあってビビってしまい、もう一つの候補であった同じくFujiのストラトスRというクロモリを買いました。
が、まさかその年のモデルで廃盤になってしまうなんて・・・。
Bianchi FenicePRO

3台目はビアンキのフェニーチェプロ。
このフレームだけ、運良く廃盤前に手に入れることができました。
これ、本当に乗ってて気持ちいいんです。
反応に優れて思い通りに加減速できる走行フィールは楽しいの一言だし、落ちるように回るペダリングは本当に謎といっていい領域だし、アルミにしてはやたらと軽いし、なんかもう私にとってこれ以上求めるものがないフレームでした。それこそ、今あるフレームが乗れなくなってしまっても、またフェニーチェに乗ろうと思っているくらいです。
しかし、2019年モデルをもって廃盤。どうして、どうして・・・。
※フェニーチェについては過去に記事を書きました!
不死鳥の名の通り、復活してくれることを祈っています。フィーリングはそのままにディスク化とかしてくれたら良いなあ・・・。
まとめ
ロードバイク市場、流行り廃り激しすぎ!
新しい技術や素材が出てくるのはユーザとして歓迎すべきなのでしょうが、ほしいと思っていたフレームが乗り換えようと思う頃には廃盤になっているのはツラいです。笑
しかし、それをいうと車などもそうですね。
私は父が昔乗っていたマツダのRX-7(FC)という車が大好きでして、大人になったら私も絶対乗るんだ〜!と思っていたら、免許を取るころにはRX-7はもちろん肝心のロータリーエンジンもほぼ絶滅していました。
結論としては、気になるフレームには乗れる時に乗るべきですね。来年のモデルにラインナップされているかわからないので・・・!