何年ぶりに手にしたでしょうか・・・!!
『写ルンです』!!
普段はスマホ、もしくは一眼レフでライドの写真を撮っているのですが、今回は趣向を変えて『写ルンです』を使ってみることに!
撮り直しが効かない!
どんな絵が撮れたか現像するまでわからない!
そもそもスマホカメラの方がスペックが高い!
という、スマホやデジカメに慣れた今ではネガティブな面が目立つかなと思ったのですが、意外なことに使ってみると超楽しかったので記事にしてみます。
記事内では『写ルンです』を現像、データ化したものをそのまま掲載しました。
撮って出しのほうが『写ルンです』らしさが出そうだと思い、明るさや傾き調整はしておりません!
以下、『写ルンです』で撮影した写真になります。
『写ルンです』を片手にポタリング!
大場川・狩野川サイクリングロード
今回走ったルートはこんな感じです。
ゴールは使い慣れた沼津駅に決めて、スタートは初めての所にしようと計画。
まずは輪行で伊豆箱根鉄道の『大場(だいば)駅』に降り立ちました。
ジコジコとフィルムを巻いて駅の標識を一枚。
『写ルンです』の味わい・・・!
まるで加工されたような雰囲気の写真ですが、無加工です。
いい感じのオールドテイスト。なんでもない写真がちょっとおしゃれに見えてきます。
というか、めちゃくちゃ好みの絵作りなんですが・・・!!
駅前の道を行くとすぐに大場川にぶつかりました。
この日は晴れ時々曇りだったのですが、空の色が飛んでしまって真っ白にwww
これはこれで面白いです。
大場川を下っていくと伊豆の中央を流れる狩野川に合流するそう。
これら2つの川ですが、岸が整備されていて非常に気持ちよく走れました。
「狩野川 サイクリングロード」で検索をすると狩野川周辺のサイクリングコースのマップが手に入るので、狩野川を走る際はダウンロードしておくと便利だと思います。
案内に従って川沿いをひた下っていると、対岸にやたら華やかな一角を発見!
あれはもしやと思って近づいてみると・・・
早咲きの桜、河津桜が咲いていました!
しかも運良くほぼ満開!
この日はまだ3月2日。河津桜ってこんなに早く咲くんですね。
道行く先でお花見ができました。
大場川が狩野川に合流する地点の「かねふくめんたいパーク伊豆」。
屋根の上のなんとも言えない明太子のオブジェがシュールでしたwww
道を挟んだところには道の駅「ゲートウェイ函南」がありました。
結構な数のサイクルラックが設置されていたので、伊豆ポタリングの休憩・グルメどころとして重宝しそうです!
「めんたいパーク伊豆」から先は狩野川沿いを下りました。
開放的な道といい感じの軽トラに心惹かれて撮影。軽トラを見て亡くなった祖父のことを思い出したからでしょうか、なんだか妙にノスタルジックな写真になりました。
大場川や狩野川沿いは開放的な道が多く、走っていてとにかく気持ちのいいルートです。
天気が良ければ雄大な富士が望めるのですが、この日は雲がかかってしまって一度も姿を見ることができず・・・。これは本当に運ですね。
沼津・三津・西浦方面へ
狩野川を温泉で有名な伊豆長岡まで下ります。そこからサイクリングロードを抜けて、国道414号線と県道17号線を使って沼津・三津(みと)の方へ向かいました。
海を見に行くのです。
やっぱりここはいい・・・!!
内浦の海と、淡島を楽しめる「三津海水浴場」。
内陸の人間なので、海を見ると遠くへ来た実感がわきます!
『写ルンです』で特に撮ってみたかったのが海の写真!
フィルムの粒の粗さと独特の青さがたまらないです。
海沿いに住んでみたい・・・。
毎日見たら見慣れてしまうのでしょうか。
それとも毎朝感動できるのでしょうか。
一度で良いので、海と親しむような生活をしてみたいです。
盛大に白飛びしてしまいましたが、これはこれでwww
西浦の「らららサンビーチ」です。
調べてみると、水質の特に良い海水浴場に認定されているらしいです。
また、晴れていると富士山を見ながら海水浴ができるそう!
「らららサンビーチ」の向かいにあるお店「やま弥」さんを撮影。
鯛丼が特に絶品らしく一度入ってみたいお店です。(この日は妙な時間にななチキを食べてしまい断念)
また宿泊も可能らしく、部屋から富士山が眺められるとのこと!
そしてローディには嬉しいことに、部屋にはロードバイク用のラックがあるらしいのです!!(重要)
自転車持ち込みOKは最高ですね。
西浦から一気に沼津へ戻ってきました。
新鮮な海鮮丼やお刺身を食べられる沼津港です。
こんなところの近くに住んだ日には、毎日ここに食べに来てしまいそうwww
これが最後の一枚となりました。「つじ写真館」さん。
地元に帰ってから現像する手もあったのですが、せっかくなので現像をお願いしました!
お店の方がとても優しく、お店に入るなり椅子に着かせてくれ温かいお茶までごちそうになってしまいました。
現像した絵はCDに変換し、後日自宅に郵送していただくことに。
それから現像データが届くまでの日々のドキドキ感といったら・・・!
子供の頃、ポケモンの発売日を待っていたときの気持ちを思い出しました。
仕事から帰ってくるたびに、まっさきにポストを調べましたものwww
まとめ
取り直しの効かない緊張感。
現像待ちの時間。
ノイジーにも見える絵作り。
だがそれが良い!!(断言)
効率化や便利さは平日で十分。休日くらい無駄を楽しんでも良いのだと『写ルンです』ライドをして感じました。
そして思っていた以上に絵作りが素敵・・・!!
見たままの風景をそのまま写すというよりかは、あとから「あんなところ行ったな〜」と思い出す記憶の風景に近いノスタルジックな絵作りなのかなあと思ったり。(意味不明ですみません)
最後に出発前の輪行の写真を。
どことなく淋しげな絵になっていましたwww
私は基本ぼっちライドなのですが、『写ルンです』は一人ぼっちのちょっとした寂しさも写してくれているような気がします。
この独特の空気感、癖になりそうです。