【当日編】第16回 Mt.富士ヒルクライムに参加してきました!

【悲報】初レース、雨。

初めてのレースとして第16回Mt.富士ヒルクライムに参戦した私ですが、雨と寒さの前にDNS寸前。

予想以上にハードなコンディションとなった富士ヒル当日編を書き連ねます!

 

ちなみに申告タイムは1時間45分。

目標は『完走すること』、『楽しく、安全に帰ってくること』!

 

前日編の記事はこちらです!

【前日編】第16回 Mt.富士ヒルクライムに参加してきました!
タイトルの通り、第16回 Mt.富士ヒルクライムに参加してきました! 私にとって人生初レース! 競技志向のなかった私が走りきれるのか、レースの雰囲気についていけるのか。 期待と不安で一杯でしたが、頑張って参戦してき...

 

富士ヒルクライム当日編

出走orDNS

雨、霧、低気温・・・。

朝目が覚めると、DNS役満状態の天気が私を待っていました。

私は天気予報をつけ、今日はやはり雨であることを確認し『なるほど』とつぶやきました。

そして二度寝の体制に入りました。

 

しかしそんな私を友人氏が叩き起こしに来ました。彼はサイクルジャージをバッチリ着込んでおり、その姿からDNSする気は0.1ミリも感じられません。

とりあえず朝ごはんを食べようとのことでしたので食卓に付きます。

 

バナナイス!!

ご飯を食べてエネルギーが出てきたからでしょうか。それとも友人氏がスマホで音楽を流し始めたからでしょうか。体の中から活力が生まれ、とりあえず会場に行ってから出走するかDNSするか決めようという気分に。私も友人にならいサイクルジャージを着込みました。

 

レース当日のウェアはこの通り。

  • 春夏用半袖ジャージの上下
  • モンベルジオラインインナーの長袖
  • レッグカバー
  • 指ぬきグローブ

レインウェア類は5合目に送ってしまったため、いずれにせよ雨に濡れることは避けられませんでした。

 

計測バンドを足首に取り付けます。

 

またスマホの雨対策として、海やプールのアクティビティで便利な防水ケースを使いました。

 

宿をチェックアウト後、雨に降られながら会場を目指します。

気温は相当低く、6月とは思えない寒さ。

雨は止む気配を見せず、むしろ徐々に強まっているように思われました。

ブレーキはいつものストッピングパワーを失い、やっと減速してくれるというレベル。

上の写真でフロントフォークが黒く汚れていますが、これはブレーキパッドが溶けるように削れてしまったためです。

こんな状況、いつもの私なら迷わずDNSを選択していました。

 

しかしコンディションとは裏腹に、私と友人氏のテンションは会場に近づくに連れて上がっていったのです。

こんな雨の中、一体何をしているのか。

今から富士を登るとか頭がオカシイんじゃないのか。

俺は明日仕事なんだぞ!!(キレ)

そんな会話をしながら笑っているのです。

福本漫画の『アカギ』に『狂気の沙汰ほど面白い』という名言がありますが、この雨の状況はそういう領域に片足を突っ込んでいたように思います。

そうです、すでに私の心は決まっていました。この雨の中、富士を登るのです。

 

富士ヒルスタート直前

会場に到着するとすでに多くのサイクリストが!

前日受付のときとは違い、雰囲気が臨戦態勢です・・・!

 

さて、私も急いで出走準備をしなくてはなりません。

朝、DNSを迷っていたせいで出発が遅れたため、スタート時間まではあまり余裕はありませんでした。

当日荷物預け受付に宿で使った私服やもろもろを預けます。

さあ出走ウェーブに合流しなくては。と、ビアンキに跨ったところでサドルバッグを預け忘れた事に気が付き、再び受付へ・・・。

 

今度こそ全てを預け終えて会場に向かいます。が、そこで恐ろしい放送が聞こえてきたのです。

 

アナウンス『〇〇(私の出走ウェーブ)スタートです!!』

 

私『あああっ!?』

 

なんと、無情にも私の出走ウェーブがスタートして行くではありませんか!

急いで会場に戻りましたが後の祭り。私のウェーブはすでにスタートゲートを抜けていました。

そうです、完全に出遅れたのです。

 

しかし、大丈夫です。(大丈夫ではない)

自分のウェーブに乗り遅れた場合は最終ウェーブでの出走となるのです。大会要項にそう書いてありました。

なので最終ウェーブであるUグループに合流します。ちなみに友人氏は別のウェーブで無事に出走していきました。

 

さて、このUウェーブ。見るとゼッケンNoに統一性がありません。ゼッケンNoは基本的に申告タイム順で区切られると記憶していましたが、ここは明らかにカオスなナンバリングでした。

恐らく元々のUウェーブの組に、私のような出遅れ組や天気が好転するのをギリギリまで待っていた人が混じりこんだのです。

つまり、本来もっと早いクラスに属しているはずの強力なクライマーが潜んでいる可能性がありました。

変にその人のペースについて行こうとすると自滅は確実。どんな事があってもマイペースで登っていこうと心に誓いました。

 

スタートゲートが近づいてきます。このときが一番緊張していたかもしれません。

いよいよ富士ヒルクライム、スタートです!

※レース中はGoProなどのマウント可能なカメラ以外の撮影は禁止されていたため、レース中の模様は写真なしの文章オンリーとなります。

 

スタート〜一合目辺りまで

スタート地点から計測区間まではパレードランのためゆるい速度で登っていきました。

が、計測区間に入ると飛び出していく人が何人も!

やはりいたのです、隠れ上級クライマーが!

彼らの登坂は重力を感じさせない軽やかなもので、本当に同じ坂を登っているのかと疑われました。

 

私は事前に決めたとおり、マイペースで登っていこうとしました。

が、だめでした。

私も一緒に飛び出していたのです。

なぜかはわかりませんが、前をゆく彼らについていきたいと思ったのです。

 

そうです。私はレースの空気に飲まれていました。

私はあるクライマーの登坂を参考にしようと、車体2台分くらいの距離を保ちながらついていきました。

 

・・・さて、富士スバルラインは平均勾配5%を23kmほど登るロングコースです。

獲得標高は1200m超えという、数字を聞いただけでも恐ろしいもの。

本来であればコースを知るために試走をすべきでしたが、そのチャンスが無かったためぶっつけ本番となってしまいました。

 

実際に登ってみたスバルラインの印象は『ゆるい区間とキツくなる区間が長めのスパンで入れ替わる坂』。

しかしずっと登りっぱなしというわけではなく、所々に平坦や下り坂がありました。ありがたいことです。この区間で脚を休めようと思ったのですが・・・できませんでした。

私がついていこうと決めたクライマーは、あろう事か平坦や下りが来るとここぞとばかりに踏みまくるのです。私の目にはリフレッシュ・ポイントとしか映らない箇所が、彼にとってはタイムを縮めるためのアタッキング・ポイントだったのです。

 

『殺人的な加速だ!!』

このセリフを実際に使う場面が来るとは思ってもいませんでした。しかもヒルクライムで。

彼との車間距離がどんどん開きます。もはやその差を埋めることは不可能でした。ペダルを緩めると、彼はあっという間に彼方に消えました。

 

一合目〜三合目

あっという間にチギられてしまった私。

しかし幸か不幸か、マイペースを取り戻すことが出来ました。補給を取り、体力回復に努めます。

雨は相変わらず降り続けていましたが、むしろ悪くありませんでした。火照った体が程よく冷却され、暑さでツラい思いをしなくて済んだのです。

 

むしろ問題だったのは、サイコンを持っていないせいで自分がどれだけ走ったのか、あとどれくらい登るのかがサッパリ判らなかった事。

『サイコンないのか!』

と思われるかもしれませんが、持っていないのです・・・。

時折、五合目まであと何キロといった標識が出るのですが、自分が予想していたよりも進んでいないことに一瞬心が折れかけたり・・・。やはりサイコンは必須ですね。

 

四合目〜五合目

20kmも登るとか頭がオカシイ。

疲れすぎてこんなことを考える始末。この辺りは目の前の坂を処理するだけで精一杯でした。

途中、太鼓の音が聞こえる区間がありました。4合目付近で太鼓の応援があることは事前に調べており、演奏を見ることを内心楽しみにしておりました。が、肝心の太鼓を見ることは出来ませんでした。というより、いつ太鼓の区間を通り過ぎたのか気がつけませんでした。それほど体力を消耗していたのです。

 

妙に斜度が上がる区間が1箇所ありましたが、それ以降は斜度が緩み、平坦のハイスピード区間に入りました。

アタッキング・ポイントに違いない!

そう直感すると、ちょうど前の2人が加速し始めたので、死ぬ気でペダルを回して後ろにつかせてもらいました。散々登ってきたので脚がガチガチでしたが、ゴールまであと僅か。せっかくのレース、脚を残しては勿体無いということで必死に踏みます。

 

今までにないくらいキツい思いをしながらペダルを回していると、

『頑張れ!頑張れ!あと少し!』

と対向車線にいた下り待機中の人たちが応援してくれました。これが本当に嬉しかったです。今まで運動中に応援された経験がなかったため、妙にじーんと来ました。

 

応援に背中を押され、最後の力を振り絞ってダンシングをしていると、目の前にゴールラインが・・・!

そうです。富士ヒルを完走できたのです・・・!!

 

富士五合目、ゴール地点

五合目は画像の通り完全に霧の中。よくもまあこんな中を登ってきたものですwww

そして何より寒すぎる!!

気温が完全に真冬のそれで、登坂で火照った体が急激に冷却されるのがわかります。

ゴールの余韻に浸っていると凍えそうだったため、急いで下山用バッグを受け取り冬用の装備へ。

 

完全防備!

と言いたいところでしたが、まさかの裾バンドを忘れてしまい、レインウェアのズボンが履けない事態に。正確に言えば履けることは履けるのですが、裾がクランクに巻き込まれそうな予感がしたため断念。ダウンヒルでコケたら洒落になりません・・・。仕方ないので下は冬用ジャージのみで下ります。

ちなみにレインウェアはワークマンのR-006というモデル。上下5000円という価格ですが、必要十分な性能を持ちコスパ最強と謳われていたため導入したものです。実際に使うのは初めてですが、この富士のレインダウンヒルで性能テストをしてみたいと思います。

 

霧の中のダウンヒル

下山用待機列に並び、順番に富士を降りました。

霧の中のダウンヒルは、完全にしげの秀一の新作『MFゴースト』の世界観。

視界不良でブレーキの効きも悪いダウンヒルは、いつも以上に神経を使いました。集中力が落ちてくるのがわかったので、樹海台駐車場で休憩をはさみました。

 

0℃対応の冬用ジャージのおかげである程度の寒さは耐えることが出来ました。それでも23kmも下っていると寒さを覚える場面も。仮に夏用ジャージだったら低体温症待ったなしだったと思われます。多少荷物になってもそれなりの準備をしてきてよかったと感じました。

 

下山完了。富士ヒルを終えて・・・!

なんとか下山完了!

コケることも凍えることもなく、無事に下りきりました。

 

そして、ワークマンのレインウェアは雨の富士ダウンヒルに耐えたぞ!

中のジャージは全く濡れておらず、首元や手首からもほとんど浸水はありませんでした。うーん、素晴らしいです。

しかし、裾バンドを忘れてレインパンツを履けていなかったため、下のジャージはびしょびしょでしたwww

濡れた下のジャージを脱いで私服&レインパンツに履き替えます。裾バンドは結局家に忘れてきたようでした。裾の処理をどうしたものかなと悩みましたが、最終的にレッグカバーの中にねじ込むことで解決。最初からこの方法で下ってくればよかった・・・!

 

下山のハードさはビアンキが物語ってくれました。

全部ブレーキシューです・・・!!

 

そして完走の証、フィニッシャーズ・リングをゲット!

タイムは1時間40分後半。ほぼ自己申告(1時間45分)通りでした。

自分的には満足!

ですが、次はブロンズを狙います!

 

リングを受け取った後は名物の吉田うどんをいただきました。

また、カレー大盛りも注文。レース後に食べるご飯は格別でした・・・!

 

これにて私の初レースとなった富士ヒルクライムは終了しました。

目標通りコースを完走でき、楽しく安全に帰ってくることができ大変満足です。

競技志向のなかった私ですが、富士ヒルに参加した事によって自転車の新しい楽しみ方を見つけられたように思います。

 

とても楽しいレースだったため、来年の富士ヒルも参加したいと思います!

次はブロンズ取りに行きます!(取れるといいなあ・・・)

 

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