激坂・和田峠に挑戦!時速7キロの低速ヒルクライムでひたすら耐える

私は多摩川サイクリングロードをメインに使っているのにも関わらず、浅川サイクリングロードの存在を知りませんでした。

 

なので浅川サイクリングロードを開拓するついでに八王子の峠を登って帰ろうライドを企画。

浅川サイクリングロードを使えば八王子まで快適ライドができるらしい
私は多摩川サイクリングロードをメインに使っているのですが、なんでも別のサイクリングロードに分岐する道があるとのこと……! その名も浅川サイクリングロード。 なんでも多摩のローディにはおなじみの道らしく、聖...

(↑浅川サイクリングロードの記事はこちら!)

 

浅川サイクリングロードは思った以上に快適で脚を全く使わずに走れたので、せっかくなので峠へアタック。

 

さて、八王子の峠といえば大垂水峠や入山峠がありますが、

今回選択したのは和田峠

 

そうです。

和田峠といえば平均斜度10%超えが3.7kmに渡って続く、あまりにもクレイジーな峠です。

 

なぜそんなイカれた峠を選んだのか?

 

実は私は一度和田峠を登ったことがあります。しかし、パンクストップという言い訳を使い脚付きをしてしまったのです。

そこからパンク修理をしてなんとか登りきりましたが、足を休ませての再スタートだったので、純粋に和田峠を登りきったと言えるかは疑問で、それがずっと心に引っかかっていました。

 

なので今こそ再戦を決意し、今度こそ正式に和田峠制覇を目指そうと考えたのです。

 

和田峠のスタート地点へ

浅川サイクリングロードから陣馬街道へのアクセスが良すぎて感動。

サイクリングロードは車に追い立てられることがないので、ストレスフリーなライドができるのが魅力的ですね。

そしてあっというまに例の交差点。

いろいろなブログに出てくる恐ろしい交差点です。

ここを左に行くと和田峠です。

 

交差点を抜けて陣馬そばのお店を通ると……。

和田峠の入り口です。
改めて思いますが、ここの雰囲気はヤバすぎる!!

 

一度脚付きをしてしまった忌まわしい記憶がそうさせているのかもしれませんが、入り口の重苦しい雰囲気に心底ビビりますwww

 

なぜ和田峠に来てしまったのか。大垂水でも良かったのではないか。

若干の後悔が生まれます。

 

例えば誰か知り合いがここに現れて、「温泉でも行こう」と誘ってくれたなら、私は喜んでその提案を受け入れたでしょう。

むしろ、なぜ知り合いが現れないのか。なぜここから連れ出してくれないのか。あまりにも薄情ではないか。

そんな世迷い言まで考える始末。

 

それでもここまで来てしまったのだから仕方ありません。

また脚をついてもいいから貧弱な力を全て出し切ろうと決意したその時、不吉なものを見つけてしまいました。

三角コーンの隣の石がなんか変な気が……?

 

えっ……、何これは……!!(ドン引き)

 

何でしょうこれは。和田峠に散ったクライマーは石にでもなるのでしょうか!?

 

ヒルクライムの苦痛から開放されたような穏やかな、しかし悲しげな表情がなんとも言えません。なんだか数分後の自分の姿を見せつけられているようです。

 

それにしても、これの胴体はどこに行ったのでしょう。もしかするとこの首は、夜になると自分の体を求めてゴロゴロ動き回ったり……。(そんな設定がゼルダであったような気がしますね)

超低速ヒルクライムで耐えに耐える

石化したクライマーの首に別れを告げてついに和田峠を登ります。

もちろんギアは最初からインナーローです。

(写真は下りで撮りました。中間地点の写真が少ないのですが、ブンブン威嚇してきたハチに恐れをなして下ってしまったためです……笑)

序盤はまだ理解できる斜度です。どこの峠にもありそうな平均的な坂です。

まだ慌てるような斜度じゃない。

 

しかし、1kmも進むとあっという間に鬼のような斜度が頻出。

序盤のゆるさは何だったのか。あっという間に徒歩並みのスピードに。

 

上の写真のようなキツめの激坂は中盤から終盤にかけて現れます。

このくらいの坂になると、クランクが重くて回りません!

ダンシングへと移行しようとする私の脳内で、もうひとりの自分が囁きます……!

 

シッティングで体力を温存すべき……。

ダンシングは思っている以上に消耗する……。

 

分かってはいるのですが、シッティングだとクランクが踏めない世界です。脳内の声を無視してダンシングで進みます。

私がここをシッティングでクリアするためには、30T以上のスプロケットが必要そうです。(現28T)

 

休むポイントは皆無。

つづら折れのイン側は、失速して倒れそうになります。

私の場合、一度ダンシングに移行してからは、ダンシングなしに進むことは不可能になります。体力を温存するためにシッティングで漕ごうとするも、もう踏めないのでダンシングせざるを得ない→体力がゴリゴリ削られるの繰り返し。ここからが本当の地獄でした。

過剰な斜度と疲労で、思わず頭の中にこんな疑問が。

 

これは本当にヒルクライムなのか?

 

ヒルクライムとは一体なんなのか?(哲学)

 

これはむしろ「真夏に暖房を入れてダウンジャケットをきて鍋を食べる」とか「コイキング一匹で四天王に挑戦する」といったようなジャンルに近いです。

 

ハッキリ言っておバカな行為です。

 

でもこのバカバカしさがたまらない!

 

ヒルクライムの魅力の何パーセントかはバカバカしさで構成されている?

そんなことを登りながら考えました。

 

 

……などと悟ったような事を言っているうちに、本格的にキツくなってきました。

和田峠の後半は、甘えられる要素はどこにもなく、斜度の緩む気配がありません。

ただひたすら耐えることを強いられます!

 

うおおおお……!

 

おっ、おおっ……!

 

ふえぇ……(幼児退行)

 

これはひどすぎるwww

 

激坂の連続攻撃によってすでに息は上がりきっており、若干心臓のあたりが痛み始めます。

もはや脚付きは時間の問題でしたが、和田峠のお慈悲でしょうか、目の前にゲートのようなものが見え始めます!

ラストスパートをかけますが、速度は一向に上がらず亀の如きスピートでゲートをくぐります……!(笑)

 

文字通りの限界クライムの末、ついに石碑を拝む

脚つきギリギリでしたが、和田峠、正式に登りきりました。

結局登頂までに30分近くかかっており、平均時速は7キロを記録していましたが、脚つき無しで登りきれたのが嬉しいです。数ヶ月前の雪辱を晴らすことが出来ました。

 

和田峠には写真のような石碑と、峠の茶屋やバイクラックがあるので休憩ができます。

 

この日は結構ローディが集まっていて、耳をすませば「かざりん」「都民」といった単語が聴こえてきます。それぞれ「風張林道」「都民の森」のことですが、どちらも恐ろしくて私は挑戦したことがありません。

 

「風張林道」は和田峠を超える都内最凶の激坂として有名です。なんでも、油断すると前輪が浮くほどの途方もない坂だとか。

「都民の森」はとにかく距離が長く(ストラバ曰く20.5km、平均斜度3.5%)、スタミナのない私はすた丼を100杯くらい食べても登りきれるかどうか怪しいスポットです。

 

どちらの坂も私が登り切るためには、リドレーからホンダ・スーパーカブに乗り換えるしか方法がないと思われます。

 

さて、石碑の前で写真を取っていると一人のローディが登ってきました。

彼は挨拶をすると、一休みもせず写真のゲートを下っていきました。いわゆる裏和田のゲートです。裏和田のほうが斜度が緩く、富士山が見える絶景スポットがあるとのこと。

なお、以前来たときは崩落かなにかで封鎖されており、開放されているのを見るのは初めて。

 

裏和田に脚を踏み入れるチャンスでしたが、疲れすぎてまったく行く気が起こりません!(笑)

走力があれば、表和田→裏和田と制覇するのも面白そうですが、それはまた次の機会にでも!

(なお次の機会はこない模様)

 

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